⑧試験当日:第二種電気工事士技能試験対策

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ハードウェアエンジニア目線の第二種電気工事士技能試験対策
⑧試験当日

電子回路設計系のハードウェアエンジニアな私が思い立って第二種電気工事士の資格をとったので、その技能試験に対する対策を主に書いている内容となっています。

今回は直接的な技能試験対策ってわけじゃありませんが、重要だと思われる試験当日の様子、対策、アドバイスについて書いてみます。

持ち物

③必要な物 で書きましたが、勉強に必要なものと試験当日に必要なものとは違いますので、改めまして当日試験で必要なものについて書いてみます。

  • 受験票
  • 身分証明書(運転免許証)
  • 筆記用具(HB鉛筆+α)
    消しゴム、ものさし、複線図用に色ペンやマーカー等
  • 工具
    ③必要な物 で書いた工具類ですね。
    指定工具以外の工具や腰袋、工具袋もあったほうが良いです。
  • その他
    • 腕時計
      会場に時計はありませんでした。
      当然スマホやスマートウォッチはダメなので普通の腕時計にしてください。電波時計オススメ。
    • ホッカイロ(冬限定の寒さ対策)
    • バンドエイド(怪我した時の為)
    • タオル(夏は汗を拭いたり等でいるかも)
    • メガネ(人による。私は老眼なので作業には老眼鏡が良い)

試験会場は五反田でした

試験当日を振り返ってみます。

私の試験地は東京の五反田でした。五反田TOCビルというところです。

試験は2021年12月18日土曜日。雪降って無くてよかった。

会場は住所と関係なく選べるんですが、都道府県の選択肢しか選べませんでした。
神奈川と東京の境に住んでいる私からしたら、東京がいいのか神奈川が良いのか微妙です。なので五反田だとちょっと遠かった。会場がわかっていればもっと近くて便利なところを選びたかったです。
また、東京だと土曜日ですが、神奈川だと日曜日。日曜なら土曜に練習できたのにって思ったりしましたが、まぁ貴重な週末が全部潰れるより良かったかと思いますが、準備不足が予想される人は日曜日にできる場所にするという方法もありかと思います。

それでも五反田ってのは10年以上前に何年も通っていた所ですし、五反田起点の池上線沿いにも住んでたことはあります。なので土地勘は有る方ですし、TOCビルもなんかのイベントで1、2度行ったことがあったかと思いますのでまぁ悪い選択では無かったかと思います。
また、五反田も超久しぶりでしたがそんなに街の様子も変わってなかったかと思います。

10時50分までに着席してね!ってことなので、10時前に五反田駅に着くように行きました。

駅からTOCまで10分位は歩くのですが、ぞろぞろとTOC方面へ結構人の流れがありました。殆どが試験を受ける人だったかと思います。

途中のドトールでコーヒー飲んで軽量化(w)していこうと思ってたんですが、一つしかないトイレで一人待ちの状況だったのでコーヒーを飲んですぐにでてTOCへ向かいます。

途中のコンビニではトイレは貸し出し時間外とのことで使えず。

TOCビルに着くと先程の人の流れはほとんどが受験者なんだねって感じで想像以上に人が多かった。

TOCビル直前で試験頑張ってください!ってチラシ配ってるおじさんがいましたが、チラシを見たら技能講習会の案内。
って試験落ちたらよろしくって言ってるのかコイツラって感じ(試験終了後もいました)

それよりも工具売りの人とかいるかなって思ったんですが見当たりませんでした。
工具忘れた人とかいそうなもんですけどね。そういう人にはぼったくれるんじゃないでしょうか?

さて、ついたら受験番号によって部屋が違うとのこと。番号ごとの部屋が書かれた紙を配ってました。とはいえ全員13階です。
13階に上る前にトイレ寄っていこうと1階のトイレに行ったら待ちは居なかったんですが、すでに入ってる人が出てくるまでえらい待たされました。15分くらい待ったでしょうか?
一つは詰まってるし。いつのまにか私の後ろにも行列が。

まぁ余裕を持って行っててよかったです。
すっきりとさせて上に向かいます。

会場の様子

会場はAからHまでだったので8部屋ってことでしょう。
部屋っていうかホールって言う方がしっくりくる位広いです。

私は最後のH会場でしたが、横10人縦8人で80人収容でした。

なので8会場あるのでこのTOCだけでも640人位いるってことなんでしょうか。そりゃトイレも混みますね。

ちなみにトイレは、1階や13階だけじゃなくてあと2箇所くらい階段で降りていって使っていいですよって言われてました。
自販機は2箇所にありここで温かいお茶を買って体を温めます。

年齢層も幅広く、若い人から年配まで。男女比は圧倒的に男性かな。女性はチラホラ。5%位かなぁ。
ただ女性はほとんどが若い方だったかな。おじいさんは見てもおばあさんは見なかったし。

って私も若い子から見たらおじいさんに見えるのかなぁ。。

欠席者もチラホラいた感じです。
遅刻してきてってのは見当たりませんでしたけど。

コロナ禍なので換気でもしているのか、ちょっと肌寒い感じですかね。

机は会議でよくある長テーブルの両端を利用です。

会場としては1部屋80名だと余裕の広さなんですが、前の方に詰められた状態だったため、前後はとても狭い。

長机と前の人の背中が当たるくらいだと言えばおわかりでしょうか?
コロナ禍なんだからもっと距離開けるのかと思ったので意外でした。

机の上には60x50cm程度の型紙が置いてあり、その上に案内の用紙が2枚ありました。

型紙は机が傷つかないように保護として使うのかと思いますが、きれいな人もいれば丸まってたわんだ人もいて、私は後者。
これテープで貼りたいなぁって思うくらい邪魔くさかったです。

で、工具は長机の両サイドに座っている間に置くわけですが、左に座った人は右に、右に座った人は左に置くことになります。
右利きの私は左に座れたので少しラッキーでしたかね。

準備

さて、案内の用紙を読んだ後、スマホ等の電源は落とし、工具の準備にとりかかります。

私は腰袋を利用。工具入れとしては特別に用意せず、工具セットの袋をそのまま利用しました。
とにかく机が狭い。腰袋は正解だと思いましたし、もう一個つけて両サイドにぶら下げてもいいくらい。

椅子は普通のパイプ椅子です。

長椅子だったら腰袋を横にぶら下げることができないので、前で股の間にって思ってましたが、パイプ椅子なので横でも大丈夫です。

腰袋に使用頻度の少ない工具、多分使わないであろう工具を入れ、机の上に使用頻度の高い工具と筆記用具を置きました。
とにかく狭いので落ちないように工具入れの中に筆記用具を詰め込みます。

周りを見ると、工具を入れ物から出して並べている人、ペンスタンドのようなものに入れてる人、工具箱を置いている人等いろいろな人がいました。試験中工具を落とした!って人はいなかったようです。

時計も本当は腕から外して机に置きたかったんですが、狭くて落ちそうなので外さずにつけたまま。
ちゃんとアップルウォッチではなく普通の電波時計につけ直してます。

会場に入った時にすでにスケールをテープで机に貼り付けている人がいましたが、試験前に変なことはしたくないなぁって思って私はやっていません。
試験始まっても貼り付けませんでしたけどね。

っていうか敷いてある型紙に最初に目盛書けばいいじゃん。とも思いましたが、これまた余計なことはしないでおこうってことでしていません。

質問ありますかー???っていう時間があれば聞いたかもしれませんが、特になかったです。

材料支給

時間になり材料支給が開始されました。
電波時計の腕時計と、1秒の狂いなく指示があったので時間はピッタリです。

材料は大きめのお弁当箱のようなダンボールが支給されます。
問題用紙はA4。

問題用紙の1ページ目はそのまま見れます。そこに材料が書いてありますので、それであの問題か!ってわかります。っていうかそこまで暗記してないのでなんとなくですね。


※実際の試験会場の画像じゃないですよ。イメージ図です。

私(東京)の場合は候補問題No.5でしたので、200Vのコンセントと端子台があるってことでなんとなくわかりました。
正直な感想は「面倒な問題じゃなくてよかった」です。
アウトレットボックスが出ない
配線の種類が3種類。VVRが出ない。
差し込みコネクタが1種類。リングスリーブが小のみ。
これで回路図をイメージしていきます。

ちなみにNo.5とはこの問題です

材料確認

指示に従いダンボールを開けて材料確認をします。
配線は丸まって、その他の器具はダンボールにハマってる感じです。

リングスリーブと差し込みコネクタはミシン目の付いたビニール袋に入ってます。
これらのビニール袋は開けてもいいよってことだったので確認のうちに開けておくのがいいのかもしれません。
で、確認はまぁ簡単に終わりますね。
少なくとも私の周りでは材料が足りない!って言ってた人はいなかったはず。

で、このダンボールがもぅ邪魔です。
下手すると蓋が前の人の背中にあたったりします。
中を出して床に置いたりする人もいましたが、私は余計なことはしない主義ということで何もせず。
実際に試験で使うまで箱に入れたままにしておきました。

最後に作品につける名札も入ってるんですが、それに名前を書くのすらしてませんでした。
書いてねって言われたかどうか聞いてなかったもので。。。
で、さすがにそれは促されたので書いておきます。

試験開始

で、時間ピッタリ11時半開始です。
深呼吸してから開始します。

とにかく焦らない。それだけです。
いきなりバチバチ配線切り始める音が聞こえてきたりしますが、自分のペースで進めます。

まずは複線図を書きます。
No.5はものさしでは書きにくいんですよね。

で、200Vって配線の極性は無かったけど色ってどうだったけ?ってちょっと悩みます。
アースは緑。赤と黒って別にどっちでもいいよね。

あとは、スイッチが2個あるんでイとロは間違えないこと。

と、心の中で言い聞かせながら複線図を書き終えて、次に配線の長さを計算していきます。
長さ計算が大事な問題ではないのでここも簡単に終えます。

で、一通り終わって約5分。練習とほぼ同じです。

複線図を今一度チェックし間違ってないことを確認します。

そして各機器を作り始めます。

まずは端子台のケーブルを作り、端子台へきっちり接続。
皮膜剥ぎの長さが微妙だったので今のうちにその微調整もしておきます。
ネジをしっかり締めて抜けないことを確認。

次にランプレセプタクル
こちらものの字をしっかり作り5mm以上出てないか、右巻きか、極性間違えてないかを一つづつ確認

同様に引掛シーリングを作ります。
はみ出てないか、極性間違えてないか。

最後にスイッチコンセント取付枠につけて、配線です。

このNo.5の肝がわたり線かと思いますので、複線図をしっかりチェックしつつコンセントへ極性を間違えないように配線。
非接地側(黒)から渡り線2本をスイッチへ
スイッチの反対側からの配線。これが間違えやすいのでしっかりと確認しつつ配線。

私は合格クリップは使いませんので、配線をひとつづつ確認しながら順に接続していきます。

隣の人とかは合格クリップつかってましたね。人ぞれぞれでしょう。

で、一通り終わって30分。練習とほぼ同様です。

変に時間があると余計なことして大変なことになりかねないので、確認はしますし、ネジも閉め直しましたが、やり直しはしてません。
ランプレセプタクルのはみ出しは3mmだからOKとか、皮膜噛んでないからOKとかの確認をして残り2、3分ってとこでしたかね。
とにかく落ち着いてゆっくりと作業しました。

配線が多い問題だともう少し焦ってたかもしれません。No.5で良かった。

で、時間ぴったりに終了。
周りを見ると一人だけ全然間に合ってないじゃんって人が見えましたが、その他はほぼ全員出来上がってて問題ない感じに見えました。

終了後、係の人が一人ひとりに退出証を手渡し、それを持って退出。
同時に別の係の人が成果物をチェックするって感じで一人づつ退出するので出るまで結構時間かかります。

で、終わって外に出たのが12時半ころかな

感想

やっぱり多少は焦ってたようです。200V配線の色でちょっと悩んだし、複線図書いた時リングスリーブの種類を書くのを忘れていた。

狭かったから腰袋は本当に便利だった。なのに他に使っている人見なかった。なんでだろう。
でも腰袋は遠くからじゃ見えにくいので使ってる人はいたかも。いやきっといたはずや。

のの字の丸ペンはやはり便利でしたね。一発でできました。

机がつながっているけど隣の人の振動はそんなに伝わってこなかったけど、運が悪いとうざい人もいたのかもしれません。

教訓

ってことで、教訓としては

  • 忘れ物しないように
  • 試験場へは早めに行こう
  • トイレも早めにすませよう
  • 狭い机での作業に慣れておこう
  • 複線図も狭い場所(問題用紙の空きスペース)に書くことに慣れておこう
  • 寒さ対策はしっかりと(冬の試験限定)
  • 落ち着いて作業しよう

ですかね。

 

さて、次は試験対策ではありませんが、合格後の流れ、やることです。

⑨合格後にやること:第二種電気工事士技能試験対策
ハードウェアエンジニア目線の第二種電気工事士技能試験対策 ⑨合格後にやること 電子回路設計系のハードウェアエンジニアな私が思い立って第二種電気工事士の資格をとったので、その技能試験に対する対策を主に書いている内容となっています。 今回は技能

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