ハードウェアエンジニア目線の第二種電気工事士技能試験対策
⑥事前練習
電子回路設計系のハードウェアエンジニアな私が思い立って第二種電気工事士の資格をとったので、その技能試験に対する対策を主に書いている内容となっています。
今回は、事前練習について書いています。
すでに公開されている問題について、練習キットを使って実際に回答するという練習を行います。
模擬試験ですね。
時間配分
時間配分ですが、ざっくりと複線図を書いて配線に取り掛かるまでが5~7分程度。
すべて終わるのが30~33分程度。
で出来るようにします。
実際の問題は40分ですから、30分で出来るようになっていれば、試験時には落ち着いてゆっくり目にしても大丈夫ってことですし、ミスをやり直す時間も取れるってことです。
ですが、30分ってのはそんなに難易度が高いわけではないです。
練習は試験と同じ形式で
練習は極力試験と同じ状況で行いましょう。
机と椅子。机はあえて狭くします。
工具は試験と同様に準備します。机に置くのか、腰袋にいれるのか、事前練習をしながらブラッシュアップしていってもよいかと思います。
配線や部品もあらかじめ準備して箱に入れるかまとめておきます。配線は長いまま丸めて。
何を揃えたか覚えちゃうので準備は前日以前か違う人にやってもらう方がいいかもしれません。
問題はA4に両面プリントアウトしましょう。複線図はその空いたスペース(施工条件の下の空いたスペース)に書きます。
時計もちゃんと準備します。
私の場合手袋も片手だけ使いますので、ちゃんと手袋もつけます。
で、こんな感じです。あえて荷物を前や横において机の作業スペースを狭くしています。
終了後
初期の頃なので、問題用紙印刷してませんし、お勧めしていないラジペン使ってるのはお許しください。
複線図はA4の紙を半分に折ってあえて狭いスペースにして使ってます。
ちゃんと後半には丸ペン使ってます。
12月5日の写真だから試験2週間前の机に置く工具はこんな感じになってます。
そして腰袋に入れる使用頻度の少ない工具
念の為、まず使わないであろうカッター、電工ナイフもいれてますし、
配線をまとめるのに苦労した時のためにタイラップも数本いれてました。
実際の試験ではまったく使ってませんが、不安症なもので。。。
プラスドライバーはよく使いますが、取り出しやすいので腰袋のサイドに。
と、練習をしながら工具の配置とかはブラッシュアップしていった感じです。
試験の経過データと課題を抽出
試験を始め、問題を読んで複線図を書き終わったのが何分。配線が終わったのが何分。と途中でメモしましょう。
それで答え合わせしてどうだったのか、問題を解く上で気になったこと感じたこと等々を書き出しておきます。
例えば自分が始めて問題8をやったときの感想は以下でした。
複線図悩んだ。合計32分(複線図何分かメモ忘れ)
- まずは基本回路図書け
- いきなり配線作り始めてしまった。順番は大事
- 複線図がすぐかけなかった
- 配線長さが足りない
(後記:No.8は足りないのが正解らしい。あらかじめ配線長計算するのは大事だな) - 問題文をよく読め
差し込みコネクタとスリーブの間違いかけてた - VVRの被覆剥ぎはストリッパでうまくいったけど練習が必要
(後記:押し出すのもありだな)
こんな感じですね。
なのでまだ事前練習は早すぎると思って、このあと複線図を書く練習を何度か行ってから2度目の事前練習を行ってます。その時も以下のような課題出てます。
- リモートスイッチへの配線の条件をよく見ろ
- 複線図をきれいに書け
事前練習は試験前が効果的
もちろん早くから練習する方がいいんです。
ただ、あまり早くから手掛けちゃうと材料がどんどんなくなってしまいます。
まぁ無くなるのは配線とリングスリーブだけですけどね。
リングスリーブはホームセンターあたりですぐ補充できますので問題有りません。安いし。
配線については、VVFケーブルはどこのホームセンターでもあったんですが、青いやつとかVVRとかってのがみつけられませんでしたので、使い回しとかしてます。
本当は400mmに切るんだけど、無いから200mmにしておくとか言いながら練習すると。もぅ貧乏が憎いw。。。
なので早めに手掛けてみて、まだまだ事前練習必須だなって思ったら早めに電線とか仕入れておくってのも良いかと思います。
直前にしないと忘れますので、私は2周目(最終)の事前練習は試験2週間前から1日1問(土日は3問くらい)で行って、試験前日、前々日はその練習で間違った問題、怪しかった問題をやり直したって感じですかね。
問題が終わって、また崩してって所で力を使ってしまって握力が無くなったので試験前日はほとんど作業はしませんでした。差し込みコネクタ抜くとかって意外と握力なくなるんですよ。
教訓
そうやって事前練習で出た課題やメモをまとめたのが以下の教訓になります。
試験会場に行く電車の中、試験開始前にしっかりと読んで臨みました。
次は 試験のコツ を書いてみます。

余談
余談ですが、事前練習のあとは壮大なゴミができます。
電子工作に流用っていってもこんな太くて硬い配線いらんですし、燃えないごみがてんこ盛りです。
いい再利用方法ないかなぁ
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