ハードウェアエンジニア目線の第二種電気工事士技能試験対策
④各器具について
電子回路設計系のハードウェアエンジニアな私が思い立って第二種電気工事士の資格をとったので、その技能試験に対する対策を主に書いている内容となっています。
今回は、各器具について書いています。
②勉強方法で、以下の勉強順を示しました。
- 複線図が書けるようになる
- 各器具の取り付けをマスター
- 実際の演習
まずは複線図を書く練習をするわけですが、同時というかその前に各器具の理解が必要です。
部品がわからないと回路図の理解なんて出来ませんからね。
用途、記号、取り付けの3点を覚えていきます。
本に加えてキットに入っている器具を見ながら覚えていくのがいいでしょう。
電子系エンジニアといっても、記号は見たことなくても、器具としては何これ?ってのはそんなに無いのかなって思います。
まぁランプレセプタクルは若い子なら何これって思うかもしれませんね。今どきあんなもの壁についてる家なんてめったに無いでしょう。裸電球ってLEDならともかく昔のはまず使わないでしょうしね。
あとは電線管とかジョイントボックスは無いかも。
また、接続にリングスリーブや差込型コネクタを使うってのは目新しいでしょうね。ハンダ使わないし。圧着にしても刻印までつけることないですもんね。
で、教科書を見ながら各器具の用途や記号をしっかり覚えていきます。
これはマイコン系H/Wエンジニアは馴染みが無いので苦労します。
でも、すべての器具じゃなくていいです。技能試験に出る器具だけです。
すなわちキットに入っている器具が全部網羅できればOKです。
●がスイッチなんて知るかよーって感じだと思います。
おまけに●に数字がついたり英字がついたり。
コンセントはなんとなーく形でわかるかもしれませんが、EETとか余計な文字がついたりする。
今年の問題を見ながら必要な器具を抜き出して覚えるのが効率的ですね。
そうやって記号や用途を覚えつつ、各器具について取り付けの練習をします。
これはやはり動画のほうがいいでしょう。
オススメは色々とありますが、定番なのがHOZANの動画。
ここの単位作業ってのを参考に、各器具の基本作業がさくっとできるように練習しましょう。
器具ごとにどれだけ皮膜を剥ぐのか、芯線を出すのか?っていう寸法を覚えていく必要と、実際に取り付けをできるようにする必要があります。
自分はパワポに各器具についての記号、取り付け、寸法、注意点等を買いて一つの資料にまとめて、通勤途中とか暇な時に眺めてました。
ここに公開したいのですが、使ってる画像とかWebで勝手に取ってきたものなので公開できませんね。すいません。
VVFケーブルでいうとこういう向かないといけない被膜があります。シースなんて名前初めて聞きました。
シースを何ミリ剥くのか、絶縁被膜を何ミリ剥くのかを覚えていきましょう。
絶縁被膜が外から見えてはいけないもの(ランプレセプタクル、引掛シーリング、露出型コンセント、取付枠に組み込んだ器具)とか、見えても良いもの(端子台や、ブレーカー等)
接続に際し極性のあるもの(ランプレセプタクル等)、ないもの(スイッチ等)
とかを覚えていきますが、物を見ればわかるものも多いかと思います。
それで、
露出型コンセント シース30mm 絶縁被膜20mm 極性あり
といった感じで体に覚えさせていきます。
絶縁被膜に関しては、器具によって違うこともありますが、器具にストリップゲージがついているものもありますので、引掛シーリングやコンセント、スイッチはゲージ見る。のの字作るのは20mmってな感じで覚えていきましょう。
また、極性も器具にしっかりと書いてありますので、器具の極性(接地)マークを見る癖もつけておきましょう。知っていてもいざ試験では焦って逆に接続したりってのもあったりするようです。
もちろん細かい寸法は自分で作業をしながら修正していきます。
たとえば私の場合、ランプレセプタクルは本とかでは50mmと書いてましたが、作業していく中で45mmがいいなってことで45mmとしています。
特にのの字はしっかりと練習しましょう。
露出型コンセントやランプレセプタクルですね。今年の問題を見ていませんが、ほぼ間違いなく1箇所は出るはずです。
あと、スイッチやコンセントの差し込みもちゃんと奥まで差し込まないといけませんので、どの程度はいるのか?どのくらい力がいるのか?ってのを体で覚えていく感じでしょうかね。
あと、別の所でカッターは不要と書きました。
ゴムブッシングはカッターでなくニッパで切りましょう。半分に折ってニッパで2度切ればOKです。
VVRケーブルのシース剥ぎは私はストリッパで軽く抑えてクルクル回して剥くってのが一番やりやすいって思いましたし、押し出せるのなら押し出すのが一番安全って思ってました。
実際に試験には出なかったので本番では実践してませんが。
書籍やYouTubeでもやり方は色々と紹介されてるでしょうが、自分のやりやすい方法を見つければよいかと思います。
これらの作業が完璧にできればもぅ半分以上は合格したようなものです。
次は ⑤複線図を書く 回路の理解の肝な部分ですね。
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