この記事の続きです
とりあえず使い方を調べて使ってみました。
多機能すぎて簡単に説明をかけないですね。
すべての機能を試したわけでもないのでわかった分だけ書いてみます。
接続(USB)
USBテスト時の接続は以下のようになります。
全てを接続するわけではないです。
また、本体に生えているType-A/Cは入力ですが、この図に接続が書かれていない左上のUSBマイクロ端子、左下のType-Cも入力ですので、おそらく本体から生えている端子と同様な使い方になるかと思います。
基本操作
本体の右にM/+ボタンとOK/-ボタンがあり、これで操作を行います。
そのボタンで画面の切り替えができます。
例えばUSBマイクロの入力を入れただけですと、ロゴが出た後にこんな画面となります。
DC Meter Display だそうです。
ここで、M/+若しくはOK/-ボタンを押すと画面が切り替わります。
これが 6-digit high-precision intereface というらしい。
先の画面の値の部分だけ表示してるんで、シンプル表示ってことなのかな。
たぶんそうなんでしょう。その証拠にこの表示のときにM/+を長押しするとこの表示が反時計回りに90度づつ回転していきます。
DC Meter Display の時に、M/+とOK/-を両方同時長押しすると、表示以下のように変わっていきます。
DC Percentage Display
何もつないでないのに14%とはどういうこと?
ってこれはUSBじゃなくてDCテストの方で意味あるようです。
USB Meter Display
この画面の時にM/+ボタン長押しで右側の各種設定・パラメータを変更できるようになります。
ここはマニュアルに載ってます。
保護機能設定
Five-fold intelligent protection, safe charging and double safety という安全に充電するための5つのインテリジェンスな保護機能だそうです。
マニュアルと違うんですが、実際の画面はこれです。’
1.FCOP Full Power Cut Off
あら?略が微妙に違う。FCOPって何の略なんだろうか。
おそらくフル充電になった時に電源供給をやめるか?っていう設定でしょう。
その判断として何分間に何W充電したか?っていう値で判断するのかと思います。
この機能を使うかどうか? On/Off
使う場合に何W、何分
が設定できます。
2.TC Timed Charging
時間設定ですね。1:00~24:00まで設定できますので、その時間が来たら電源Offになるというものです。
ただ、Offの設定がわかりませんでした。しかし、1:00以下の設定もできちゃったので、0:00に設定すればOffとなるのかもしれません。
3.Over-C Over Current Protection
最大電流設定ですね。ここらへんは充電器そのものにも保護回路があるとは思いますが、こっちでも設定できるようです。
Manualでは0.0~5.1Aって書いてますが、デフォルトで7.0A。設定してみたら最大9.9Aまで設定できました。
マニュアルさんもいいかげんですね。
4.Low-V Low Voltage Protection
マニュアルと違いますが表示は4番めがLow-Vとなっております。
何V以下になったら電源Stopって設定ですね。電流流れすぎたりすると電圧落ちたりすることもあるんでしょうかね。
5.Over-V Over Voltage Protection
今度は逆にこれ以上の電圧になったら電源Stopっていう設定ですね。
USB-PDのデバック時とか間違って高電圧がかからないようにとかって時に使うのかなぁ。
ちなみにこれらの値の設定は本体のボタンでもできるんですが、スマホのアプリからの方が楽です。
スマホアプリでは値を設定できるっていうか、カーソルが動かせるって感じですかね。
本体は2個しかボタンが無いんですが、スマホアプリだと4個ありますのでその分楽ってことです。’
基本測定
とりあえず測定してみましょう。
普通のUSBテスターと同じようにモニタリングですね。
Type-Cの場合、
左のほうがUSB-充電器からのケーブル右の方が負荷側で、今回はAppleWatch7の純正充電ケーブルでAppleWatch7充電してるところです。
5V/250mAってのがわかります。
で、本体から生えているType-Cの方を使うこともできます。
これは負荷としてXperiaXZ2なので、9V/1.26Aと高くなってることがわかります。
あまり使いやすい方法じゃないので、ケーブルがあればケーブルのほうが良いかと思います。
Type-Aの場合、直挿しでは
こちらもXperiaXZ2負荷ですので9V/1.3Aとなってます。って言いたんですが微妙に電圧が低いですね。なんでだろう。
で、ケーブルにしてみたんですが、
電圧があがりません。
Type-A-USBマイクロのケーブルだとPD対応してないんでしたかね?それとも私のケーブルが対応してないだけかな?
急速充電
電圧が上がる時はどの規格で充電してるの?ってのが表示されます。
この部分ですね。
で、M/+とOK/-を両方同時長押しを進めていくと急速充電プロトコルの画面に行きます。
そこで、USB Quick Charging Protocol Automatically Test っていう画面でテストすることができます。
XperiaXZ2 Type-C接続時でのテスト結果はこれ。
誤差
以前のUSBテスターと比べてみましょうか。
タイラップは気にしないでください。グラグラしてるんで止めてるだけです。
電流の誤差は少ないんですが、電圧はかなり違います。
これは誤差というよりは、電圧ドロップのせいかもしれませんね。
写真は無いですが、逆に上流に以前のUSBテスターを繋いだら下流のこのUD24の方が電圧低かったですからね。
スマホアプリ
E_testっていうアプリがiOSとAndroid用に準備してあります。
iPadmini5にiOS版を入れてみました。
接続は超簡単。
Bluetoothボタンを押したらすぐにUD24が見つかるのでそれをタップするだけ。
リアルタイムで本体のデータがそのまま転送されてアプリ上に表示されます。グラフも出ます。
下の Setup/-/+/Enter が本体の操作ボタンです。
これをクリックすると本体のほうが反応します。
本体はボタンが2個しか無いので、スマホから操作するほうが簡単だったりします。
その代わりスマホに表示される値の桁数は少ないですけどね。
で、上のこのアイコンをクリックするとshare画面が立ち上がりデータがエクスポートできます。
ファイル名が e-test.xls となるんですが、中身はエクセルじゃなくて単なるタブ区切りのテキストでした。
冒頭だけ見せるとこんな感じ。
Time Voltage Current Power
06:44:37 5.06 0.0 0.0
06:44:38 5.06 0.0 0.0
06:44:40 5.06 0.0 0.0
06:44:40 5.06 0.0 0.0
06:44:41 5.06 0.0 0.0
06:44:42 5.06 0.0 0.0
06:44:43 5.06 0.0 0.0
06:44:44 5.06 0.0 0.0
06:44:45 5.06 0.0 0.0
エクスポートしても2桁のままなのは残念。
Android版やPCアプリはまだ試してないんでわかんないです。
まとめ
とりあえず3、4割程度しか使いこなしてないかと思いますが、従来のUSBテスターとして使うだけならここまでの説明で十分ですかね。
ただ接続するだけです。ログを残したければアプリを使えばいい。
なので、使い勝手云々ってわけじゃないです。十分です。’
これ以上DCパワーモードとかPDトリガーとかさらなる機能を使おうとしたらマニュアルも不親切だし色々と探っていく必要がありそうです。
あっ、温度は簡単でした。USBテスターの時にただ挿すだけで温度表示されたので。
ちょっと時間かかるかもしれませんが、うまくいけば電圧源にもなりそうなので、徐々に使い方を探っていこうと思います。
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