昨年は休めなかったGWも今年は休むことができて大型連休となりました。
同じ会社でも部署が違うと全然違いますね。
たいした意味もなく目先のために働かされたりしたので、脱出できてよかったよかった。
さて、そのGWですが、引越し屋に壊された家具やらの対応がまだだったり、嫁は今日も含めて仕事だったりとあって、特にお出かけ予定はございません。
病院とか役所とかで結構時間取られそうですが、いい機会なので、勉強に勤しみましょう。
しかし免許の住所変更って平日しか受け付けないってひどすぎですね。神奈川県警。
さて、本題の回路設計
現部署に異動してきて引き継いだ仕事ですが、引き継ぎ元は派遣さんです。
でも派遣切りのためすでにいません。
オーバーラップ期間が殆ど無かったため、大したことを引き継げてません。
大した資料もなし。
うちの会社でかなりの経験がある方だったので、ある程度信頼していたんですが、
いざ蓋を開けてみたら、うーん。。。。
単純なI/F電圧違いもあるし、高速信号ラインにクソ重いバリスタついてたり。。。
で、実際に改修は必要だし、ノイズは多いしで、結構苦労してます。
こんなに改修の多い回路は初めてかも!っていうレベルになってしまいました。
トラ技 等の雑誌は、簡略化のためか、電子工作レベルのためかわかりませんが、電源ノイズや不要輻射なんて大して考えられて無いものが多いです。
まだまだ、電源シーケンスとか、リセットの順番・幅、クロックの安定までの時間とか、 FPGA だとコンフィグ時間とか、 コンデンサ の種類・特性・寿命、等々まぁ色々と考えないことがたくさんありまして、実際の回路設計では肝になってきたりもします。
最近発売になった FPGA マガジン。
【送料無料】Interface (インターフェース) 増刊 FPGAマガジン 2013年 05月号 [雑誌] |
立ち読みレベルでは、寄せ集めの記事で一貫性がなくイマイチな内容と感じました。まぁ雑誌ですからそれでいいのかもしれませんが。。。
で、そこでパッと見た電源回路や HDMI /DVI出力回路。
これで製品作ったら苦労するだろうなっていう回路でした。
一昔前のLEDチカチカ程度の回路ならともかく、高速信号を扱うという記事であれば、それなりに気を使わないといけない部分を無視してるように見えます。
限られたスペースではそんなところにフォーカスできないんでしょうが。。。
あくまでも FPGA マガジンなので FPGA を作ることにフォーカスされていて、それを使うことはあんまり考えてないのかもしれません。
※隅から隅まで読んでないので、どっかに書かれてたらごめんなさい。
実際には、回路図だけじゃなくて、部品配置や層構成はとても大事。
これがわかってない人が意外と多い。
アートワーク自体もアートワーク屋に頼むんですが、ちゃんと指示しないととんでもないことになってくる。
今の基板なんて、電源の コンデンサ の位置が基板の対極にあったり、
水晶発信器の下を信号線が走っていたり、
フェライト ビーズやエミフィルが何重にも入っていたり、
TMDSラインが交差してたり
と、突っ込みたいところだらけ。
GWで仕事のことは一旦忘れますが、これらの直すところを忘れないようにしないと。。。。
さて、そんな中で見つけた、こちらの方のブログ記事
PCI Expressの本が出版されました(なひたふ JTAG 日記)
PCI Express ということで注目してたんですが、
最近では『 FPGA をHDLで書くスタイルは古い』という話もあります。それは事実だと思います。けれども、それは誰かがHDLで書いたIPコアを積み木のように重ねているだけなので、そういうIPコアを作る人もどこかに必要なのではないかと、私は思うのです。
「XPSやQsysを使って FPGA ができました」というのではなく、そういう人たちに使ってもらうための回路設計をするレアな人になりたい、そういう方のための本ではないかと思います。つまり、 FPGA のコアを作る中の人のための本というわけです。
この部分に共感しました。
内容もまさにドンピシャで興味ある部分なので、購入してみます。
難を言えば、 PCI Express のコア作り等手軽に作れるKC705の様なキットがお手軽な価格で手に入ればなぁって思います。
やっぱり手元で試したいですからね。
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