業界のニュース見てたらLite ASIC(pdf)なるものが。
日本システムウエア、ゲートアレイ製品のフルカスタム再生産サービスを提供開始
私もASICは、それこそ数百ゲートから数億 トランジスタ というレベルまで作ってきましたが、ここ10年はご無沙汰してて FPGA オンリーになってます。
特に最近はASICなんて開発費が高すぎておいそれと作れるレベルではなくなってきてますね。 軽く億単位いっちゃいますもんね。
だからこそ、そこそこの個数でも FPGA だったりするんですが、この記事は純粋なASICです。
まぁ枯れたプロセスというか、減価 償却 の終わったラインを使って安く作りますよ!ってことなんでしょう。
にしても、ニーズはあるのか? おそらく、新規に作る人は余程で無い限り FPGA / CPLD あたりを使うことでしょう。
以前作って使っていたASICが ディスコン になって困るんで、その代わりに! って感じの顧客狙いでしょうか。
FPGA / CPLD に替えるにはまず基板作り直しになりますもんね。
ASICだとピン配やパッケージの自由度がかなり違いますので、そのまま作り替えられれば楽ですね。
しかし、いざ作るとなると
以前の設計資料がきっちりと残っているのか?
設計者(分かる人)がいるのか?
同じパッケージで同じピン配にできるのか?
電源も同じにできる?
なーんていう問題点が出てくる気がします。
置き換え元なんて、ヘタしたら1um以上のプロセスでしょうし、高電圧、大パッケージも多いでしょうからね。
とはいえ、それなりの勝算があっての決定でしょうから、見守って行きたいです。
ICで儲けるのは誰よりも先端を行くか、今回のような ディスコン 狙いに行くかって聞きますし。
そのくらいの規模なら請負で仕事しても楽しいかもしれませんね。
そういう仕事がガンガンあるんなら脱サラするんだが。。。
その前にリストラされるかもしれませんが。。。
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