さて、予告通り本日LINEモバイルについて発表があった模様です。
内容は今まで噂されていたものから大きくは変わっていませんので、まぁ意外性はないんですが、満を持して参戦するだけあって魅力あるプランであることは確かです。
ただ、噂のあったLINEスマホってのは発表が無かったようでちょい残念ですね。
さて、サービス内容を見てみましょう。
大きく分けてプランは2つ。
LINEがカウントフリーとなるLINEフリープラン。
そしてLINEだけじゃなくてTwitterやFacebookもカウントフリーになるコミュニケーションフリープラン。
ちなみにカウントフリーとは、文字通りデータ容量にカウントされないサービスのことです。そのサービスに限っては高速通信で使い放題とも言えます。
で、LINEフリープランはデータ容量1GBのみですが、
コミュニケーションフリープランは3GB/5GB/7GB/10GBとラインナップが有ります。
また、LINEフリープランはデータ、+SMS、+音声とあるのに対し、
コミュニケーションフリープランはデータのみという選択肢はなく、+SMSか+音声プランの2種類で選ぶことになります。
というわけで合計で11種類のプランがあるわけです。
また、
- 翌月までデータ繰り越し可能
- 追加チャージ0.5GB/500円
- 音声プランの縛り12ヶ月9800円。
- データプラン縛りなし
- 超過時はMax200kbps
あたりは、他社と同等な感じではあります。
また、3日間制限のような制限もあるようですが、
ASCII.jp:LINEが「LINEモバイル」でMVNO事業に参入する理由は
によると
制限はあるが、ふつうの使い方をしていれば引っかかることはない
とのことなので、まぁ3日間1GB以上は行けそうですかね。
さて、価格比較をする前に一番の特徴であるカウントフリー機能の中身を見てみます。
まずLINEフリープラン
当たり前ですがLINEがカウントフリーとなります。
その内容が想像の上を行きました。
- トーク
- テキスト、音声メッセージ、スタンプ、画像、動画、ファイル送受信、無料通話、ビデオ通話
- タイムライン
- 画面閲覧、投稿(画像、動画含む)
- その他
- スタンプ、着せ替えのダウンロード、設定、友達一覧等々
と、なんと動画まで入ってます。全てのLINEのやりとり入っているんじゃないでしょうか?
しかも、これらはデータ容量がオーバーしても高速のまま使えます。
これはすばらしいです。
もちろん他社でもカウントフリーあるところもあります。
例えばOCNモバイルONEでは050plusやマイポケットですね。
これも速度規制は関係ありません。ただLINEとかはダメです。
DTIは先日Pokémon GOはカウントフリーとしましたが、1年のみです。
で、同様なLINEをカウントフリーとするのはFREETEL。
こちらは for iPhone であればAppStoreのダウンロードも無料になります。
でも超過時に高速で使えるのかどうかは不明です調べきれませんでした。
それよりも、FREETELは動画はダメなんです。
動画はかなり大きな容量になりますからね。
と考えると、LINEモバイルすごくないですか?
LINEフリープランはデータ1GBしかないので、LINE以外も使う人は厳しいかもしれませんが、LINEメインな人も多いと思うので、そんな人にはおすすめでしょう。
安いから小中学生のスマホデビューにもいいでしょう。
で、LINE以外も!って人のためにコミュニケーションフリープランですね。
こちらは
先のLINEに加えて、TwitterとFacebookと主要SNSを抑えてきました。
ただ、これに加えてInstagramがあればよかったんですが、さすがにそこまでは無いようです。
でも、もちろんTwitterもFacebookも動画OKです。
しかもこちらはデータ容量が選べますから、LINEだけじゃなくて、FacebookやTwitterもアクティブな幅広い層がターゲットですね。
また、
年齢認証やID検索が可能
LINE Payで支払えたり、LINEポイントが貯まったり
データ容量を送り合ったり
フィルタリングサービスが無料だったり
と、ツボを抑えて来てますね。
なかなか他社を研究して練られてる感じがします。まぁパクリともいいますけど。
で、セットスマホとしては、1万円台から約5万円までの8種類を揃えてあるようです。
と、最初からサービス含めてかなり充実させてきた感じですね。
他社に比べて劣ると思われるのは音声定額プランや音声半額になるプレフィックス型通話サービスが準備されていないところですかね。
シェアプランが無いのもデメリットかな?って思いましたが、データ容量を送り合えるのでそこまでデメリットでもないかと思います。
あと、実店舗販売がないってこととサポートでしょうか。初心者を取り込むにはネット販売はまだまだ敷居が高いでしょう。設定まではやってくれる実店舗&サポートは欲しいですかね。
ここらへん、今度どう展開してくるのか気になりますね。
また、特筆すべきは先着2万名迄でとりあえず始めるというところですね。
殺到するのを予期してのことでしょう。
2万名迄であれば、いきなり遅くて品質悪くて使えない!!ってことにならなそうで、0SIMさん涙目ですね。
さて、大事な費用ですが、500円!ってのはウリ文句でインパクトはあります。
実際にはもっと上のプランを使う人も多いかと思いますが。
その上のプランを他社と比べてみます。
データプランは1GBだけしかないので、音声プランで比べてみます。
最安プランを黄色にしてみましたが、LINEモバイルはどのプランも最安ではありません。
次にグラフ。
グラフは最安値が多いロケットモバイルと、容量プランのかぶりが多く業界最安値水準のDMM mobileとくらべてみました。
サービスを考えると1GBはおすすめ!!!って位の価格ですが、3GB以上のコミュニケーションフリープランは費用としては1割以上は高くなってます。
と、見ると、LINE、Twitter、Facebookを使わない人には魅力はないでしょう。
まぁ当たり前ですね。LINEモバイルなんですから。
逆に言えば、使用量の多くを上記SNS利用ってことであれば、1割位高くても全然おすすめってことになるんじゃないでしょうか。
該当する人は先着2万名に応募しましょう。10月より開始予定だそうです。
ちなみに私は
いつからのカウントか覚えていませんが、
現在のカウント使用量1.5GBのうち
- Facebook 50MB
- Twitter 40MB
- LINE 55MB
と使用量におけるSNSの割合が1割という使用状況ですので、LINEモバイルの価値としては微妙かもしれません。
ただ、Twitterもブログの更新通知がほとんどでつぶやきませんし、LINEも家族でのやりとりが殆ど。Facebookもたまに見るだけっていうような使い方で、使用率としてはかなり低い方でしょう。
それでも1割はあるってことは、それなりに使ってる人はSNS率も高いのかと思います。
特に動画投稿とかする人で、通信費をおさえたい人は有力な選択肢でしょう。
私も、もしLINEモバイルにしたら、動画とか今までまず外でSNS投稿しなかったものもガンガンするようになり、結果お得だったね!ってなるのかもしれません。
と、考えると乗り換えに最有力な候補かもしれません。
まぁ今はドコモ本回線もあるし、楽天モバイルも使ってるし、音声プランは不要なので様子見しますけど。。
でも、コミュケーションプランにデータのみのプラン作って欲しかったな。
さて、本命が現れました。
カウントフリーという機能としては最強に近いです。
音声定額と表面上の価格では他社有利ですが、それで勝てるとは思ってないでしょう。今後他社はどう対抗してくるでしょうか。
どちらにせよ、LINEモバイルのおかげでMVNOの認知度があがって今以上に広がってくれればいいなぁって思っとりますが、どうなるでしょうかね。
停滞気味だったMVNO業界。今後が楽しみです。
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