大分時間が空いてしまいましたが、Chuwi CoreBookの使用感を書いてみたいと思います。
今までのCoreBook関連記事は以下のカテゴリーから読めます。
さて、使用感です。
まずは大きさ。
FullHD解像度での13.3インチはいいですね。
会社では11.6インチのノートPC使ってますが、同じFHDの画面出しても
11.6インチは読みにくい。13.3とは全然違います。
老眼な年寄りには可搬性を犠牲にしてでもこの広さは重要です。
その代りに犠牲にしたのが可搬性。
重いです。
会社の11.6インチは約0.94kg。
それにくらべてずっしりとした重さがあります。
スペックは
キーボード無しで 1.046kg
キーボード込みで 1.676kg
キーボード無し。すなわちタブレットとしては1.1kg弱。
それにしちゃずっしり重く感じます。
家にあるクッキングスケールは1kgまでしか測れないので本体載せたらエラーになりました。
人間の体重計で測定したら1〜1.2kgでしたのでまぁほぼあってそうですかね。
以前使っていたMacBook Air (11-inch, Mid 2011) が約1.1kgですが、まぁそれとどっこいどっこいの重さです。
ただ、使うにはカバー兼用のキーボードが欲しいのでそれも持ち歩くとなると、1.6kg超えるのでほんとずっしり。。。
加えてACアダプタもっていうと2kg弱。
まぁお手軽に持ち運ぶって感じではないですね。
ただ、作りはしっかりしてます。
ちゃっちいところはありません。キーボードも使いやすいし。
カバーの部分を折って立てて使う際もがっしりとしてて重厚でいい感じです。
逆に重厚過ぎて、手前に倒れてきた時は結構怖いです。
画面われないかな?って思うくらいです。
その弊害か倒れてきた時とかケースとのコネクタが強引に外れてしまって、こんな感じでボディの弱そうな金属部分がちょっと曲がってしまいました。
この接続部には課題がありそうです。
サクサク
使ってみてのサクサク感なんてものはベンチマーク編で出した値で判断して下さい。
FPGAコンパイルとか、くっそ重いことはやらしてませんし、おそらくさせないでしょう。
なので、今のところ普通に使う分には十分な感じです。SSDってのも相まって快適です。会社のCore i3(+SSD)機と遜色ない使い勝手です。
バッテリーの持ちは比較してないのでなんともいえません。
ただいたわり充電のような機能はなさそうで、つねに100%まで充電されます。
バッテリーが簡単に交換できないので、バッテリーが逝っちゃったら終わりでしょうかね。
起動に関してもSSDだけあって早いですね。
また、ログインが指紋認証で行えるってのもすっごく良くて、非常に早くなりました。
どんな感じか?ってのを動画で撮ってみました。拙い動画ですいませんが、ブートの時間はなんとなくわかるかと思います。スリープとか休止ではなくて完全な電源ON起動です。
Chuwi CoreBook Bootup
電源ボタン押すところで戸惑ってます(^^;
熱くはない
この手のPCでは熱が心配でしたが、ベンチマーク走らせてもあっちっちにはなってないので快適かと思います。
コスパの良いCorem機っていうと、Cube Mix Plusってのがあって、このCoreBookを見つけるまではそっちを買うつもりでいました。
ただ、ネットで評判を見る限り熱問題ってのがありそうで、躊躇していた次第です。
でもこのCubeMixPlusって、いつのまにかこのALLDOCUBE Mix Plusっていう名前になってるみたいですね。
あと、画面が小さくても良くて少し高くてもいいっていうのならGPD WIN2はかなり魅力的ですね。
若ければそっちにしたかと思います。
拡張性
ノートPCではなく2-in-1タブレットなので本体が薄いです。
ってことは必然的に拡張性は低いってことです。
本体にHDMIとかついてませんしね。
TFカードスロット(microSDXC)が128GBまで対応。
それ以外は電源を兼ねているUSB Type-C(USB3.0)とMicroUSBが1つづつ
拡張させるにはここを使うしかないんでしょう。
Type-Cの方にハブをつけたいところですが、電源も兼ねているのでUSB-PD対応のハブって限定されそうです。
まぁPD対応でなくてもいいんでしょうが、その場合は使用中は充電できないっていう成約がついてしまい超絶に使いにくくなりますね。
でUSB-PD対応のハブってのは前回の記事でレポートしました。
そこで書いたように以前Amazonで買っておいたこのLENTIONのハブが使えてます。
iMac2017でも使ってますが、結構暑くなるので常時挿してはいません。
で、また気になるのは電源ですね。
ACアダプタは100-240V入力 12V/3A出力でType-C形状のものがついてました。
CoreBookはUSB PD(Power Delivery 2.0)対応とのことです。
これについては上記の前回の記事にて検証してますので御覧ください。
結論を言うと、付属ACアダプタは12V固定っていう恐ろしい仕様なので使うのなら私の買ったこのような12V3A対応のPD対応アダプタがおすすめです。
で、先のハブですが、USBのコネクタが上にあるわけで、接続するとどうなるかっていうと
こんな感じで宙ぶらりんになるわけです。
なのでこのハブだと使い勝手が非常に悪い。
ケーブルを挿すタイプが、生えていても長いタイプじゃないと使いにくいです。
なんで上なんでしょうね。ほんと。
また、マイクロUSBコネクタもあるんですが、ここに接続したことがないので用途がわかりません。PCとつないだらストレージになるのか?それともCoreBookをホストとしてデバイスをつなげるのか、どういう風に使うのかな?
スタイラスペン
コレも売りのひとつなんでしょう。1024段階の圧力感知式アクティブスタイラスペンです。
私は絵かきでもないし、ペン自体は不要っていうか使ったこと無いので全然関係ないんですが、人によっては重要ってアイテムかと思います。以前のブログへのコメントでもペンのジッターとか遅延状況を知りたがっている方がいらっしゃいました。
正直、電気回路のジッターや遅延ってのは測定できますが、ペンのジッターとか遅延ってどういうことなの?っていう定義すら知らないので、そのへんの評価がし辛いんです。
なので、とりあえず簡単に使ってみた動画を撮ってみました。
これである程度わかっていただければ嬉しいのですが。
Chuwi CoreBook & Stylus pen
素人のワタシ的には十分な使い勝手なようには思えますがいかがでしょう。
専用カバー
専用カバーってのがキーボードも兼ねてるので絶対必要なオプションと言っても過言ではないとは思います。
っていうかセットで売ってるのが普通ですかね。
で、このカバーを閉じるとスリープになるとかっていう機能があります。ノートPCなら当たり前の機能ですね。もちろんスリープにするか休止にするか何もしないか等々ノートPCのように設定できます。
で、この機能なんですが、普通に使ってて、はい、これまで、って閉めたとします。
スリープになることを期待して。
でもね、ならないんです。
パタンって閉めますよね。
上ずれてますよね。これだとスリープにならないんです。
なぜこうなるかっていうと、この下の部分。
キーボードカバーに厚みが作ってある関係で、このように立てたまま閉じた場合ってずれるんです。
ちゃんと上にずらして閉じればOKです。
また、スタンドをやめて平置きしてもいけます。
でもね、使いづらいですよねこれ。
残念なところとしては、かすかに期待していたM.2スロット。実は裏に蓋があってストレージが追加もしくは交換できるかも。って思ってたんですが、そんな蓋はなかったです。
中を開ければM.2スロットが出てくるのかもしれませんが、それは難易度がかなり高そうです。
残念ですね。
まとめ
と、まぁ不満点は色々とあるんですが、CoreM+8GBRAM+128GBSSDというスペックのPCがこの価格(GeekBuyingでは6万切り)っていうのはやはりコスパ最強って言ってもいいでしょう。
ARMのWindows機が出るっていってもここまで安くはなかなかならないと思ってますから、重さとかいろいろな面を我慢してもN3450とかなんかよりはるかに快適に使えるんじゃないかと思います。
まぁ怪しい技適問題(少なくともいま時点では取得していない模様)がありますけどね。
コメント