冬休みはFPGAって言ってZYBO Z7-10を買っていながら何の記事も書いていませんでした。

実際は冬休みにちょこっとだけやってましたのでその記録を書いておきます。
※ほとんどの実行記録は昨年末なので時期によっては画面やURLが違ったりするかもしれません。
逆に言うとそれ以降ほとんどいじれていないってことになりますが。。。
まずは開発ツールですね。
FPGAの開発ツールとして、XilinxではVivadoというツールがあります。これはHW側で、SW開発ツールとしてSDKでした(過去形)。
Version2019.2からはSDKとかは無くなってVitisっていうツールに変わってます。
ISEからVivadoに変わった時(当時まだFPGA開発現役でした)は面倒でしたが、今回はSDK自体使ったことが無かったので個人的にそこまでの影響はありません。
まぁツールは落ち着くまで時間がかかるのでとりあえずはネットで情報の得やすい2019.1版のVivado+SDKを使ってみようと思います。
ちなみにEDA界の常識かと思いますが、ツールの新しいバージョンはバグが取り切れてなくて我々ユーザーがデバッグをしてるっていう状態になります。重要なものはエラッタとして開示されパッチが。さして重要でないものは次のバージョンで対応しますってな感じで対応されますので、新しいものに飛びつくのはよほどのメリットが無い限り危険です。
なので、会社での私の周りはまだ2018.3あたりで開発していたりするようです。
Vivado2019.1のインストール
前置きが長くなりましたが、まずはツールのインストールで、Vivado2019.1のインストールを行いましたのでそのメモを書いておきます。
ちなみに(ってちなみにが多いですが)この手のツールはくっそでかいし、ファイルもくそ多いのでHDDよりSSDをお勧めします。SSDもSATAよりはNVMeと高性能の方がいいですね。
いま手元のPCにはVivado2019.1+SDK2019.1に加えて2019.2のVivado+VitisとDocNavを入れてますが、65万ファイルで約120GB使ってます。
会社では256GBのノートPCしか与えられてないので片手間に勉強がてら遊んでみるか!って出来ないのがつらいです。。。
まずはダウンロードです。

古いバージョンも落とせますが、2019.1を指定してインストーラーをダウンロードします。
無料のWebPACKを使います。
このインストールが果てしなく時間かかります。
特に遅いHDDを使ってたりすると半日、1日仕事になったりしますかね。しかも裏でHDDがカリカリ動いてると遅くなって仕事も出来やしないってなります。
で、インストールが終わると新しいバージョン(2019.2)があるよって教えてくれたりしますが、今は無視しておきましょう。
但し、Vivado2019.1のアップデート(2019.1.3)があるっていうのは受け入れておきます(Updateボタンを押す)。
Vivado起動&ライセンス設定
インストールもアップデートも終わったら、Vivadoを起動してみます。
無料ツールとはいえライセンスの設定が必要です。
Vivadoが立ち上がったら、 Help → ManageLicense でライセンスマネージャを起動させます。
画面にあるように、左メニューからGetLicense→ObtainLicenseを選び、
Get Free ISE WebPACK, ISE/Vivado IP or PetaLinux Licenses を選択してConnectNowをクリック。
XilinxのWebが立ち上がるのでアカウントでログインしてNext。
ここでXilinxのアカウントが無い場合は作る必要があります。
するとProduct Licensingのページになります。
Vivado Design Suite: HL WebPACK 2015 and Earlier License を選択して Generate Node-Locked License をクリック。 →Next →Next
するとXilinxアカウントに登録しているメールアドレスにライセンスが届きますので、そこに添付されている Xilinx.licファイル を適当なディレクトリにおいて、先のライセンスマネージャの Load License → Copy License でそのファイルを指定すると成功したよって出てきました。
ちゃんとライセンス取れているのかな?っていう確認はライセンスマネージャーの View Lisense Status からわかります。
これでツールの準備は終わりました。
次は何か動かしてみますかね。
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