以下の記事に書いたAliExpressで買ったオシロスコープを実際に使ってみました。
測定に使ったのはZYBO Z7-10 です。
GND当てるところが無かったので、右下のGNDってとこにピンヘッダ立てました。
見る信号はどこがいいかなって思いましたが、LEDのラインが見やすいし制御もしやすいのでそこにしました。
観測ポイントはこのLED*っていうところ。FPGA出力すぐの場所です。
実際は抵抗に当たることになるので、裏側。
GNDは表にポール立てちゃったのでちょっと面倒だったですが。。。
RTLは125MHzのクロック(SYSCLK)を4bitカウンターで分周しただけです。
module wavecheck(
input sysclk,
output [3:0] led
);
reg [3:0] led;
always@(posedge sysclk) begin
led <= led + 1;
end
endmodule
なのでLVCMOS33の62.5MHz、31.25MHz、15.625MHz、7.8125MHzが出てくるはずです。
どうだったかというと、
7.8125MHz
15.625MHz
31.25MHz
62.5MHz
となりました。
実際の波形はどんなものなのか高級オシロ&プローブで比べてみればいいんでしょうが我が家ではそれはできませんので推測でしかありませんが、少なくとも31.25MHz以上はまともに測定できてないようですね。
まぁ周波数だけはあってそうですが、波形がついてこれてません。振幅もめちゃくちゃ。
100MHzの帯域なので30MHz程度の信号ならもう少しちゃんと見えてもいいはずなんですが。。。
せいぜい20MHz位までって感じでしょうか。
まぁ自分的には思ってたよりはちゃんと測れるかなって感じです。
タッチパネルでの操作性も意外と悪くありません。
充電式ってのも使いやすいですし、PCとUSBでつなげば充電だけじゃなくて中に保存した画像ファイルも読めるってのもいい。
測定機能も一通りそろってる。
まぁ欲を言えば、トリガーディレイとか、ABイベントトリガーとか、CH1-CH2の時間差測定機能とか、ってやっぱり欲張りですね。
なので、総合で考えて1.5万にしてはいいんじゃないでしょうか。
って、他の1、2万クラスのオシロって使ったことないですが。。。
ただ、信頼性とか考えてもっとちゃんとしたものが欲しい!っていうのならもうちょっとがんばってこちらはいかがでしょう。
最近出た激安モデルです。天下のテクトロさんですからね信頼性が違うでしょう。
帯域50MHzですが、こっちの方が実質の帯域は広いかもしれませんし。
私は、ちょっとオシロで6万は出せないです。どうしても見たいものがあった時は会社持ってって見させてもらうかなぁ。。。。
ちなみに、昔会社に来ていたテクトロかアジレントの営業さんにこういう激安モデルをプライベートで買いたいんですが安くなるんですか?って聞いたことあったんですが出来ません!って言われた記憶があります。数百万から数千万のオシロならがっつり値引いでくれるんですけどね。
ってことで、この中華オシロでがんばります。
コメント
説明書によれば1013Dの帯域幅は
x1プローブの場合5Mhzとなっているようです。
≧5Mhzの場合x10を使う必要があるようです。
P12 Analysis of common Problems 16
同梱のプローブ説明書は
100Mz用プローブの System Bandwith は
x1:DC~6MHz
x10:DC~100Mz
としてあります。
プローブの耐電圧も >1MHz ではDerating されていて >10MHz では 100V位になっています。
コメントありがとうございます
画面を見るとx10で測定しているようですね。
なので、バンド幅100MHzってことでしょうか。
すると実質はその1/3として33MHz
まぁそんなものかって思うか、スペックから言ったらもう少し頑張ってほしいのかって思うのかってあたりでしょうか?
海外のフォーラムとかを覗いてみても実質の帯域は30MHzの
アナログオシロに近いみたいなこと書いてありましたね。
あと、保存した波形データをPCで見るためのExcel-VBAファイルが
Githubで公開されているようです。
https://github.com/wavoigt/FNIRSI-1013D-WAV-Viewer-in-Excel-VBA
情報ありがとうございます
そんな海外のフォーラムで論じられてるオシロだったりするんですか。びっくりです。
Excel-VBAファイルありがとうございます。
Excelへ取り込めれば測定機能が足りなくてもなんとかなりそうですね。
試してみます