先日購入したBeelink MINI S12-Proです。
無事ライセンス問題も片付き、初期セットアップも終わったので、中身のハードウェアを見てみようと思います。
本体開けるのは超簡単。
裏の四隅のネジを取るだけです。
それからケースについているベロ(上の写真での右上)を引っ張ってやると蓋が取れるって感じです。
蓋にはSATA用のスロットがついていまして、メイン基板へFFCで接続されています。
このFFCを抜く際にはコネクタの黒い部分を上に引っ張ってやってロックを外してから抜きます。
逆に挿す際にはFFCを奥まで挿し込んでから黒い部分を押し込めばOKです。
メイン基板に大きく見えるのがM.2 SSDとSO-DIMM
どちらもスロットなので簡単に取り外しが出来ます。
まずはM.2 SSD
伝熱ゴムかな?貼ってあります。このゴムでコントローラとNANDが接続されてますが、これだとコントローラが発した熱がNANDに伝達しちゃうんですけどいいのかな?
ファンもヒートシンクもないのにゴムだけ貼ってあるってどういうことなんでしょうか?
出来たらここにヒートシンクとか乗っけてあげてもいいのかもしれません。
チップは多分NAND2つとコントローラ1つ。DRAMはレスのようです。まぁコスト的に当たり前ですかね。
M.2のシールには、AZW 512G と書いてありますが、どこのメーカー品なんでしょうか?
伝熱ゴムをめくるとでてくるコントローラにはPHISONの文字です。これは有名なメーカーですね。
信号線を見ると2リンク品っぽいですかね。
速度はそこまで早くないので基板で使ってる信号としては1リンクかもしれません。
M.2スロットは2242とかも使えるとは思いますが、止めねじが無いので実質2280オンリーだと思ってた方が良いかと思います。
SO-DIMMはスロットにはSO-DIMM DDR4 3200MHz 1.2Vとシールが貼ってあります。
デバイスとしてはK4A8G045WE-BCWEが16個載っています。
このメモリはサムソン製のようでサムソン資料によると
DDR4 SDRAM
8Gb
x4
16Banks
1.2V
6th Gen.
民生用(0-85℃)
DDR4-3200 (1600MHz @ CL=22, tRCD=22, tRP=22)
とのこと。
ネットでググると32GBも使えるなんてでてきますが、N100は公式には16GBまでのサポートのはずなんですが、どういうことなんでしょうかね?
また、各コネクタには導電テープの様なものが貼ってあります。
固定用って感じではないのでEMC対策かもしれません。
左下のチップはネットワークのモジュールですね。AX101D2Wと書いてありWiFi6対応品。
アンテナは裏の方だから筐体でいうと上面の方に引き回されてるようです。
このモジュールが技適を取っているとのことですが、特にマークが見当たらないんですけどいいのかな?
どっちがメインディスプレイなんだろう?って思いのあったHDMI端子ですが、内部のシルク的にはLANの横のほうがHDMI1となってました。
さすがにACアダプタで電源が外なおかげか基板上の電解コンデンサは一つしか見えません。
DCジャックの横なので、電源安定用ですね。
なのでぶっ飛んでもショート故障さえしてなければ動く可能性は高いでしょう。
他の部品とかみても少なくともディスクリート部品の経年劣化による故障は少なそうな印象です。
寿命的にはCPUファンが一番先かなぁ?
で、この基板上の四隅にネジありますので、これを取るとこの基板も外れそうって思ったんですが、コネクタが筐体の穴にはまっていてなんかうまく取れませんでした。
と思ったらもう一個ネジがあった。
なので5個取れば簡単に基板がとれます。
ただし、WiFiのアンテナが筐体にくっついているので気をつけてください。
バックアップ用のリチウム電池はスロットではなくて絶縁体で覆われてるだけです。
大きなファンとヒートシンクがありますね。
さすがにヒートシンクまでは取りませんでした。
CPU側にファンやヒートシンクがあって、メモリやSSDがある裏側にはなにもない。
この裏側のエアフローがどの程度あるのかは謎ですが、M.2にヒートシンクはつけた方がいいのかどうかはエアフロー次第ですかね。筐体の横には穴が空いているんでそれなりのエアフローはあるのかなぁ?
実使用時にSATAなりM.2の温度を見ておいたほうがいいですかね。
さて、あとはパフォーマンスのテストですかね。まぁこれはググれば色々と見つかるので今更感はあるかと思いますので、余力があればやってみましょうかね。
コメント