電子工作の話です。
とある用途で電源部を作成しようとして調べてました。
15V程度と3.3Vが必要。
19VくらいのACアダプタから作るってことも考えたけどACアダプタ買いたくないのと電力が全然いらないのでUSBの5Vを使うことにしました。
すると、5Vから15Vへの昇圧と、その15V若しくは元の5Vから3.3Vへの降圧という2系統が必要。
電流は15Vが10mA程度。3.3Vが3mA程度。なのでトータルでも200mW以下。
変換効率を考えてもUSBの5V/500mAで全然余裕な容量です。
5→15VはDCDCで、
3.3は5VからLDOでってまずは考えました。
で、量産するわけじゃないのでディスクリートで組まず、いずれも秋月からモジュールを買おうと。
DCDCはLやCが必要で面倒なので完成しているモジュールでいいやって探したのがこちら。
これだと出力15Vって上限ギリギリだよなぁって思ってもう一つ見つけたのがこれ。
こっちのほうが安いしいいじゃんって思ったんですが、もう一つ大事な要件として、電源シーケンスが必要ということ。
今回の回路は3.3V入れてからある信号を制御した後、15Vをいれる必要がある。
なのでOn/Offがいる。
上記2つの電源モジュールはWebを見ただけではOn/Offできるように書いていない。
じゃぁ出来ないのかっていえばそうでなく、
前者は取扱説明書を読むとJPピンに端子が出ているのでできると書いてある。
しかし後者はマニュアルを読むとできるとも出来ないとも書いて無い。ただ、回路図を見ると直結ではなくVinにR4を通してプルアップされているので可能性はあるっておもって写真をよく見たら取り出せる余地はありそう。
値が27kってのも???って思いましたが、他に27k使っているので種類を減らすためなんだろう。
でも、この後書きますが、ここ直結してある回路もあるし、統一性がないって感じます。秋月のモジュールって設計している人が全然違うっていうかレビューもないのかな。それともどっかから買ってきてるだけなのかな?
ってことはさておき、この部分。可変抵抗器が邪魔で取り出しの難易度高いですね。
って思ったら買った時は可変抵抗器はマウントされてないのか。だったらジャンパー取り出せる。貫通ビアがあるから細い線なら突っ込める。でも、強度って意味では落ちるなぁ。
って感じで前者を選ぶことにしようかな。
また、3.3V出力だけど、電源シーケンスがあるから15Vからは作れない。5Vから作る必要がある。
どちらにしても降圧タイプでOK。
LDOのモジュールはなさそうでモジュールになるとDCDCオンリー。
LDOでCやRつけるの面倒なのでこれもモジュールでいいかなって物色。
安い順に以下の3つが見つかりました。
いずれもOn/Offできると書いてないし、ピンも3本しか出てないのでパッと見は無理に見える
でも、
1番目。取説を読むとOn/Off制御できるとは書いてないけど、On/Offピンがピンヘッダに接続されてない逆側に出ているみたい。立てずに横置きすれば使えそう。
2番目も取説を読むとOn/Off制御できるとは書いてない。で、回路図を見るとEN直結なので無理だろう
3番目も2番目と同様取説記載なし、回路も同様に直結なので無理。
ってことで1番目を採用。
電源なんてOn/Off制御って結構大事なんだけどなんで記載が無いのかなぁ。
デバイス自身には制御できるようになってるんだからピン出すだけじゃん。
直結なんてされちゃったらどうしようもないので、せめて0Ωとかを間に入れて、ピンだしまではしないまでも大きめのスルーホールとかつけてくれるとかしてくれればいいんだけどなぁ。
っていうか、せめてOn/Off制御できるモジュールだけでもWeb説明に出来ますよって謳ってくれてればいいのに。いちいち調べるの面倒。。。
って思うのは自分だけでしょうか?
ちなみにUSBからの電源取得はType-Cも考えたけど、電力いらないからマイクロUSBでいいかなってことでこれ。
全て秋月で揃えられます。送料はかかりますけどね。
コメント